頭痛には何種類かのタイプがあります。

緊張型頭痛　過度な緊張や組織の硬さが原因となって起きる頭痛で頭全体や両側が締め付けられたりズーンと重たく感じ後頭部のあたりに重たさを感じたり肩こりやストレスに伴って痛みが出てきます。ズキズキするような痛みというよりは、どちらかと言うとキューッと締め付けられるような感覚を訴える方が多いようです。

偏頭痛　一年で決まった時期や天気の変化で起こることが多く、主に頭の片側に対して ズキズキするような拍動性の痛みを伴う ことがあります。首や肩回りを温めたり飲酒により憎悪しやすい特徴があります。緊張型頭痛が温めたり血行が良くなると症状が緩和されるのに対して、偏頭痛はそのような温度差やアルコールなどによる血管が拡張することによって痛みが悪化するという傾向があります。群発性頭痛は片側の目の奥に鋭い急激な痛みを感じるのが特徴の頭痛です。1日の中でも決まった時間帯(特に夜間)に起こりやすく、お酒やタバコ・気候や生活習慣などが主な原因と言われています。酷い場合は日常生活に大きく影響しQOLも大きく低下します。

病巣による頭痛　これは二次性頭痛と言われ、脳腫瘍や脳出血などにより引き起こされる頭痛のことです。上記でご紹介した他の頭痛と比べて命に関わる危険性もありますので、「耐えられない痛みや強く頭を打ちつけられるような痛み」を感じたり、頭痛が長時間継続する場合などは病院を受診し早急に対応することが求められます。